昨日、恵比寿に行ってきました。
『木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし』
ボチボチお客さんが多かったけど、見やすい程度でした。前半が木村伊兵衛、後半はブレッソンで、そこそこの点数がありました。木村伊兵衛は、今まであまり見てなかったので、興味深くジロジロ見る。何というか、さらっと撮ってるのに、力強い。何気ない瞬間なのに、スパッと切り取られている感じ。さらっとしてるのにパンチが強いって、かっこいい。
そしてブレッソンは、考え尽くされた構図が、実に絵画的。幾何学的な形の連続、曲線の交わり、らせんの動き。絶妙なところに人がいるんだ、コレが! とか、どうしてこの線上にこの丸いメガネが!それも光ってる! とか、どうやったらそのアングルで、その瞬間をつかめるのか。そして、その被写体が表現される、鮮やかさが好き。イイ写真はたくさんある。これからもたくさん見て、良さに気付いていけたらいいなと思います。
ちなみに、2年半前に見た時も思ったけど、ポートレートって、面白い。ジャコメッティが、あまりにもジャコメッティ! すごい!!
あと、参考資料でコンタクトプリント(ベタ焼き)があったんですが、選ぶ目って、面白いなと。N夫人のポートレートは、やっぱりあの写真が一番なんだよねぇ。風景とかでも、コレが撮りたかったんだけど、決まらなかったんだなーとか、この構図も悪くないけど、更にいい瞬間がやってきたんだなーとか、興味深ーい! 面白かったです。
帰りに大丸でお買い物をしたら、帰りがけ『気を付けてお持ち帰り下さいませ』って言われた。そうか、私が気を付けるべきなのは、元気におうちにたどり着く事じゃなくて、このマカロンを大事に持って帰ることなのだな。その価値があるということなのだな!? ピエールエルメ! やっぱり美味しいぞ、コンチクショー!
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